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2002〜2003年度会長
市瀬 栄一

ロータリアンは普通の人です

”ロータリアンは普通の人です。 ”
 ロータリアンは大きな会社の社長で、お金持ちで、社会的地位のある人達の集まりだと思われているかもしれません。確かにそのような方々も沢山おられますが、全体的には何処にでもいるごく普通の人達で特権階級の人達の集まりではありません。
 ロータリーの目的は、人に対して尽くす心を家庭・職場・社会そして世界に広めることです。これをロータリーでは「奉仕の理想」といいます。「奉仕の理想」を実践するための綱領として、「有益な事業の基礎として奉仕の理想を鼓吹しこれを育成する」とありますが、分かり易く言いますと自分の職業(仕事)のモラルと品位を高めることにより、職業を通じて社会に役立つことを目的としています。
 自分の職業のモラルと品位を高めるために奉仕の在り方を勉強し、それを実践することなのです。
 自分の職業を立派な事業として成功させ、そこから得た財政的余裕を持って社会に奉仕するボランティア団体とはちょっと異なります。
 ロータリーには日常の行動について「四つのテスト」というものがあります。
    @ 真実かどうか
    A みんなに公平か
    B 好意と友情を深めるか
    C みんなのためになるかどうか
すなわち、
    @ お客様には本当のことを
    A お客様には公平に
    B お客様には好意を持って
    C お客様のためになるかどうか
以上の「四つのテスト」を実践すれば職業を通じて奉仕することになります。
 これがロータリーの活動なのです。すなわち、自分の職業がみんなのためになっているかどうか確かめながら日々努力することなのです。
 ロータリーの誕生は1905年(明治38年)。当時、アメリカのシカゴの街は経済恐慌などで商業道徳の欠如が目に付きました。
 そのころ青年弁護士ポール・ハリスが友人三人とお互いに信頼の出来る公正な取引をし、仕事上の付き合いが友情に発展する様な仲間を増やしたいという目的でロータリークラブという会合を作りました。
 会合を仲間の職場を持ち回りで開くことから「ロータリー」と名づけられました。
 それから今日まで、志を同じくするクラブが世界中に生まれ、今では全世界でクラブ数30,149、会員数約1,190,000人に達しています。ロータリーの活動の中心が職業奉仕と言われるのはロータリー誕生時からと思われます。

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